ラムの語り部

ものぐさな羊の雑談ブログ。基本週3投稿・絵の話や最近の話題など。デジタル&アナログ絵を描いてます。

羊の回想「見えたものは…」

今週のお題「怖い話」

「夏、終わっちゃうなぁ」と、一人ふけっております。

今年の夏は、コロナで外にもあまり出れず、

なんだか、物足りなさが漂いました。

さて、前説はこの辺にしておいて本題に入りましょう。

「怖い話なんて、なかなか難しいお題かな」

「ましてや、作り話は雰囲気でないし…」

ということで、体験談を一つ話させていただきます。

小学4年の頃でしたかね。

私には、Kちゃん(仮)という友達がいたんです。

その子は、『幽霊が見える』という子でした。

二人で遊んでいる途中ですら、

ラムちゃん、そこにおじさんの幽霊がいるよ』なんて言ってました。

幽霊を信じるか信じないかはともかく、

「ああ、また冗談いっちゃって」と面白い子だなと思ってました。

しかしある時、Kちゃんの言葉が真実味を帯びた出来事があったのです。

休日、公園に二人で遊んでいたとき、

突然、Kちゃんの顔つきが変わって『ラムちゃん、別のとこ行こう』

と言われました。

「え?」と思った次の瞬間、Kちゃんは私の手を引いて走り出しました。

「Kちゃん!?」私がそう大きな声を上げても、

Kちゃんは走り続けました。

しばらくしてどこかのお寺につくと、Kちゃんはようやく止まりました。

「Kちゃん?どうしたの?」そう聞いてもKちゃんは何も答えず、ただ、

『今日はもう帰ろう』とだけいい、その日は家に帰りました。

後日、もう一度聞いてみましたがKちゃんはただ『危なかったの。』

とだけいい、それ以降は何も教えてくれませんでした。

あまりにもふわっとしており、怖さはないかもしれませんが、

個人としてはなんだか気味が悪くなった体験です。

「もしかしたら、本当に…。」と今もよくおもってしまいます。

うーん、シリアス!今日は長めでございました。

f:id:Ramgirl:20200816233823p:plain

もしかしたら、こんな感じだったかも…