羊の感想「見えないけどあるもの」
今週のお題「読書感想文」
本はよく読みますが、感想を書くのは苦手なタイプです。
でも、思い切って最近読んでいる本の感想文を書いてみようと思います。
読んだ本は「作:ブレイディみかこ」さんの
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
この本はイギリス人の夫をお持ちの作者さんの「息子さんの日常」を
綴ったエッセイ本です。
日常を通して見えてくる、様々な『社会問題』についても
触れており、面白い作品です。
私が特に印象深いのは「LGBT」のことでした。
作中でもいくらか触れているのですが、
世の中でも様々な意見が分かれるこの問題。
作中では、作者が保育所の保母さんをしていた頃、
読み聞かせでペンギンのカップルの読み聞かせをしていると、
子どもたちが親のことを話しだします。
「うちはママがふたりだよ」「パパふたりのほうがいいよ」
「うちは、ままひとり」などなど。
作者は『子供達には「こうでなくちゃいけない」の鋳型がないんだ』
と書いており、私はただただ感嘆の声を上げました。
様々な意見の分かれる「LGBT」ですが、
「自由でいいじゃない」そう言われてるような気がしました。
この他にも、「EU離脱」「階級問題」「人種差別」など
いろんな問題に触れ、考えられているので面白かったです。
重苦しくなく、この問題を知らなくても読める作品なので
ぜひ読んでみて下さい。
今日はここまで。