ラムの語り部

ものぐさな羊の雑談ブログ。基本週3投稿・絵の話や最近の話題など。デジタル&アナログ絵を描いてます。

羊の感想「見えないけどあるもの」

今週のお題「読書感想文」

本はよく読みますが、感想を書くのは苦手なタイプです。

でも、思い切って最近読んでいる本の感想文を書いてみようと思います。

読んだ本は「作:ブレイディみかこ」さんの

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

この本はイギリス人の夫をお持ちの作者さんの「息子さんの日常」を

綴ったエッセイ本です。

日常を通して見えてくる、様々な『社会問題』についても

触れており、面白い作品です。

私が特に印象深いのは「LGBT」のことでした。

作中でもいくらか触れているのですが、

世の中でも様々な意見が分かれるこの問題。

作中では、作者が保育所の保母さんをしていた頃、

読み聞かせでペンギンのカップルの読み聞かせをしていると、

子どもたちが親のことを話しだします。

「うちはママがふたりだよ」「パパふたりのほうがいいよ」

「うちは、ままひとり」などなど。

作者は『子供達には「こうでなくちゃいけない」の鋳型がないんだ』

と書いており、私はただただ感嘆の声を上げました。

様々な意見の分かれる「LGBT」ですが、

「自由でいいじゃない」そう言われてるような気がしました。

この他にも、「EU離脱」「階級問題」「人種差別」など

いろんな問題に触れ、考えられているので面白かったです。

重苦しくなく、この問題を知らなくても読める作品なので

ぜひ読んでみて下さい。

今日はここまで。

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考え続けることが大切だ。